2021年F1開幕戦バーレーンGP(バーレーン・サヒールサーキット、3月28日決勝)を前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が次のようにコメントした。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「テストでは1日半しか走行時間がなかったから、一番の目標は走行距離を稼ぐことだった。その中でさまざまなセットアップ変更を試し、どれが機能するのかを確認していった。僕らは気温の高いコンディションでしか走っていないし、サーキットごとに特性は異なるので、本当の実力を語る時期ではないけど、マシンの感触がいいことは確かだ。
マシンは安定していて快適にドライブできる。もちろん改善点はあるけど、これまでも僕らは常に向上を果たしてきたし、エンジニアもそれを目指しているよ。
テストが順調にいったことで、ポジティブなシーズンの幕開けとなった。走行距離を伸ばせてマシンの理解が進んだことには満足しているけど、純粋なパフォーマンスという面ではまだ何も言えない。
みんながエキサイトしているのも知っているし、僕らはこうコメントするしかないけど、メルセデスは7年連続でタイトルを獲得しているわけだから、彼らが未だに最強だ。
メルセデスとしては、人々に僕らが最強だと思わせてプレッシャーをかけようとしているはずだと思うけど、僕らは自分たちのことに集中するのみだよ。このチームの誰もが、そしてHondaも、メルセデスをはじめとしたライバルに打ち勝つべくプッシュしているんだ。
毎年、新たなシーズンを迎えるときには彼らに勝つチャンスがあると思ってはいるけど、簡単に倒せる相手ではないし、テストの内容だけを見て僕らが上にいると思うなんて馬鹿げている。
個人的には、Q3を全開で走るのが待ちきれないよ。燃料搭載を少なくしてフルパワーで走るから、そこで誰がパフォーマンス面で進化しているのかが分かるし、レースではそのパフォーマンスをレース距離全体で維持できているかが見られる。僕らがその両方でいい状態であればいいね!
僕も、チームも全力を尽くしてタイトル争いができるように挑戦するよ。僕らはそれぞれの役割を熟知しているし、Hondaとエクソンモービルがオフの間もRB16Bをパッケージとして向上させようと懸命に取り組んでくれた。
バーレーンは好きなサーキットだし、自分たちのパフォーマンスを楽しみにしている。誰が正しいのかが明らかになるときはもうすぐさ。」