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今年はストロールがベッテルの指標になるだろうと元F1ドライバー

2021年03月16日(火)19:32 pm

元F1ドライバーのマルク・スレールは、2021年にはランス・ストロール(アストンマーティン)がセバスチャン・ベッテルにとっての“指標”となるかもしれないと考えている。

今季からアストンマーティンで戦うことになるベッテルだが、バーレーンで行われた2021年F1プレシーズンテストではマシンにトラブルが発生したことにより周回数も限定され、タイムも今年のレギュラードライバーの中では最下位に沈んでしまった。

「実際にどこがその問題の原因なのかは分からないんだ」

母国ドイツの『Der Spiegel(シュピーゲル)』にそう語った33歳のベッテルは次のように付け加えた。

「僕たちは時間を少しばかり失ってしまったよ。特に僕がね」

1980年代前半を中心にアロウズやブラバムで活躍したスイス出身のスレールは、今年はわずか3日間だけしかないプレシーズンテストでマシンにトラブルが発生したベッテルは「不運」だったと考えているものの、今後はチームメートであり、昨年もこのチーム(レーシングポイント)で走っていたチームメートのランス・ストロールとの対戦にも集中する必要もあると指摘している。

「クルマには基本的に速さがある。昨年と同じようにね」

「ストロールがセバスチャンにとっての指標になるだろう。とりわけ、予選においてね」

「彼(ストロール)がしばしば予選でペレス(現レッドブルのセルジオ・ペレス)よりも速かったことを忘れてはならないよ」

そう語った69歳のスレールは次のように付け加えた。

「しかし、レースになれば、ベッテルは間違いなく彼に勝てるはずだ。それが常に彼の強みだったんだ」

バーレーンでのテストでは出遅れた感が否めないアストンマーティンだが、マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは実際にシーズンが始まれば“ピンクのメルセデス”と呼ばれていた昨年のレーシングポイントと同じような強さをアストンマーティンが発揮してくるだろうと次のように語っている。

「我々、アストンマーティン、そしてアルピーヌが再び非常に接戦を演じることになると思っているよ。昨年のようにね」

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