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【フェラーリ】2021年型F1マシンは大きく改善できているとマルク・ジェネ

2021年03月14日(日)8:45 am

フェラーリで長期にわたってテストドライバーを務めているマルク・ジェネが、今年のフェラーリエンジンは昨年のものよりも大きく改善されていると語った。

昨年はエンジンのパワー不足に泣いたフェラーリだが、2021年シーズンを迎えるにあたり、全く新しいエンジンを製造してきている。

「私はフェラーリに17年間在籍しているが、2020年のように不調なシーズンは見たことがなかった」

母国スペインのラジオ局『Onda Cero(オンダ・セロ)』にそう語ったジェネは2021年仕様フェラーリF1エンジンに関して次のように続けた。

「正確にどれほど馬力がアップしたのかは知らない。だけど、見当はつくよ」

「2019年と比べて、失ったものをすべて取り戻せたとは思わないけれど、かなりの部分を取り戻せている。クルマは進化型だけど、エンジンは新しいんだ」

「昨年のフェラーリはグリッド上で最悪のエンジンを搭載していたけれど、2021年には最高のエンジンを搭載することになると思う。メルセデスに匹敵するほどかどうかは分からないものの、非常に優れているよ」

そう語った46歳のジェネだが、そうは言ってもメルセデスやレッドブルとの差を完全に縮められると期待するのは無理だと考えている。

「野心的な目標はあるけれど、現実的な目標はコンストラクターズ選手権で3位に入り、コンスタントに表彰台に立つことだよ。手短に言えば、メルセデスとの差を縮めることだ」

「若いチームだし、質を飛躍向上させたいと思っている。それができれば、2022年にはタイトル争いに加わることができると考えられるよ」

一方、F1ファンや関係者の中には、フェラーリが10日(水)に発表した2021年型マシンのカラーリングは非常に見栄えがよくないと考えている者もいるようだ。これまでよりもダークになった赤いボディにミッションウィノウのロゴが派手なネオングリーンンで描かれているSF21のカラーリングは今年のF1マシン中最悪だという声もある。

しかし、かつて1999年から2年間ミナルディのフルタイムドライバーを務めたジェネはこうした意見に対して次のように反論している。

「私は今年のフェラーリは好きだよ。色だけをとっても、グリッド上で最も美しいクルマだと思うね」

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