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アロンソが中団グループのトップに立つのは難しいだろうとレッドブル首脳

2021年03月12日(金)18:47 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、今年3年ぶりにアルピーヌでF1復帰を果たすフェルナンド・アロンソはかなり苦戦を強いられるかもしれないと考えているようだ。

12日(金)に2021年のF1プレシーズンテストが始まったが、2週間後には同じバーレーンで今年のF1開幕戦バーレーンGP(28日決勝)が開催されることになる。

こうした中、マルコはドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に対し、今年F1グリッドに並ぶ何人かのドライバーについてコメントを行っている。

マルコはまず、今年ハースでF1デビューを飾るミック・シューマッハについて次のように語った。

「彼はポイントを手にするのは難しいだろうね」

「それに、彼のチームメート(ニキータ・マゼピン)も新人だ。彼らにとっては楽なシーズンとはならないだろう」

だが、マルコはかつてレッドブルで4回F1チャンピオンとなった実績を持つセバスチャン・ベッテルはアストンマーティンで再び活躍を見せる可能性もあると考えているようだ。

「彼にはチームからのサポートや安心感が必要なんだ。そしてここ2、3年のフェラーリではそれが得られていなかった」

「彼は突然何度かミスを犯すようになったが、それは我々が知るベッテルではなかったよ」

マルコはまた、今年アルピーヌと名前を変えたルノーのF1ワークスチームから復帰する39歳のアロンソは「素晴らしい才能の持ち主」であり、「非常に野心的で集中力がある」と語ったものの、チームに不安が残るのは間違いないと次のように語っている。

「あのチームは首脳部がそっくり変わってしまっている。あのチームでは間違いなくアロンソが最も経験豊かだ。興味深いコンビネーションになるだろうね」

「しかし、私はアルピーヌが中団グループのトップを目指すためには懸命な取り組みが必要だと思うよ」

マルコはさらに、2018年までレッドブルに所属していたダニエル・リカルドについてはいいところにまでは行くだろうと予想しているものの、今年のマクラーレンにはまだトップ争いができるほどの力はないと考えているようだ。

「彼は間違いなくトップに近いところに来るだろう」

2019年から2年間ルノーに所属し今年はマクラーレンで戦うことになるリカルドについてそう語ったマルコは次のように付け加えている。

「マクラーレンは大きな改善を遂げたが、トップに躍り出ることはないと思うよ」

マルコはさらに、母国オーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に2014年以来7年連続でF1タイトルを独占し続けているメルセデスが今年もチャンピオン候補筆頭であることは確かだと語り、次のように続けている。

「だが、我々は過去7年間にわたって新たなシーズンに向けて十分な準備ができていたわけではなかった。我々の目標はF1タイトル獲得だ」

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