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ペレスが目指すべきはレッドブルの“ナンバー2”

かつてミナルディやMFレーシングに所属していた元F1ドライバーのクリスチャン・アルバースが、今年レッドブルに移籍したセルジオ・ペレスは“ナンバー2”ドライバーという地位をチーム内で確立するべきだと語った。

昨年までレーシングポイントで走っていたメキシコ人ドライバーのペレスはすでにF1で10年の経験を有している。だがペレスは、レッドブル・ホンダに移籍した今年は早い段階でマックス・フェルスタッペンに勝つチャンスが生まれるとは思わないと語っている。

「それはすごく賢明だよ」

母国オランダの『De Telegraaf（テレグラーフ）』にそう語ったアルバースは次のように続けた。

「そうすることで、彼は自分にかかるプレッシャーを軽減することができるからね」

「政治的にも、彼は完璧に演じたよ。もし彼がいきなりマックスより前にでるようなことがあれば、正直な話、まずいことになる。だから、もし彼がうまくやろうとするなら、バルテリ・ボッタスがメルセデスでやっているのと同じ役割を果たすことだよ」

それゆえ、アルバースはもしもペレスがレッドブルで長く走りたいと思うのであれば自分自身を堅実なナンバー2ドライバーとして位置づけるべきだと考えている。

「フェルスタッペンの隣に才能のある者を置くわけにはいかないんだ。潰されてしまうからね。ダニエル・リカルドがそのいい例だよ。だから、そういう姿勢を持つことは全く間違いではないんだ」

2019年にレッドブルからルノーへ移籍したダニエル・リカルド（現マクラーレン）を引き合いに出しながらそう語ったアルピーヌバースは次のように付け加えた。

「そうすれば、レッドブルは明確なセカンドドライバーを手にすることができるし、ペレスはかなり長期にわたってそこに留まることができるだろう」