セバスチャン・ベッテルが、今季アストンマーティンで一緒に走ることになるチームメートのランス・ストロールを擁護した。
22歳のストロールは、アストンマーティンのチームオーナーであるローレンス・ストロールの息子だ。19歳でウィリアムズからF1デビューを飾ったランス・ストロールだが、それはカナダの大富豪として知られ父親の財力があったからこそ実現したものだとずっと言われ続けてきている。
だが、ベッテルは母国ドイツの『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』に対し、ランス・ストロールについて次のように語った。
「彼はちょっと過小評価されているよ」
「概して、最近ではすぐに批判されてしまうんだ。僕自身もそれを直に経験してきた」
「だけど、彼は昨年ものすごく上達したと僕は思っている。間違いなくポテンシャルはある。だからもし彼がもっと自信が持てるように貢献できるのであれば、僕はそうするつもりだよ」
「そして、もし僕が彼に教えることができるものがあるとしたら、それを隠すつもりなどないよ。そういうのは僕の姿勢でもなければ哲学でもないし、これまでも決してそんなことはしなかった」
ストロール本人は、自分にはもっと安定度を高める必要があると考えているようだ。
「個人的には、あらゆるチャンスを最大限に生かしてすべてのレースで得点できるように、今年はもっと安定度を高めたいと思っている」
地元カナダのフランス語紙である『La Presse(プレス)』にそう語ったストロールは次のように付け加えた。
「昨年はスタートは良かったけれど、シーズン後半になると安定感がなくなってしまったからね」