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ハミルトンとメルセデスは今年限りで決別する運命?

2021年03月03日(水)11:28 am

オランダ出身レーシングドライバーのトム・コロネルは、ルイス・ハミルトンとメルセデスの関係は今年いっぱいで終わりを告げるだろうと考えている。

昨年、ミハエル・シューマッハが持つF1最多タイトル獲得記録7回に並んだハミルトンだが、メルセデスとの新契約締結には非常に時間がかかり、最終的には2021年の単年契約を結ぶことで落ち着いたという経緯がある。

そして、最近のうわさでは、これまでとは大きく異なる新技術レギュレーションが導入される2022年に向けてメルセデスではマックス・フェルスタッペンあるいはジョージ・ラッセルの起用を検討しており、場合によってはその2人がメルセデスで新たなチームメートになる可能性もあるのではないかとさえ言われている。

こうした中、かつて全日本F3、フォーミュラ・日本、全日本GT選手権などで活躍していたコロネルは母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように語った。

「ルイス・ハミルトンは本物のドライバーだ。だが、史上最多となる23レースが行われる今年は最も厳しいシーズンになるだろう」

「問題は、彼が自分で運命を決定するのか、あるいは定められた運命に従うのかだ。ハミルトンのような者なら自分自身で決定することを望むと思う」

「そして、F1史上最長となる年に8回目のタイトルをとった場合、彼がどのように感じるかを私は想像することができる。そのとき、彼はもはやルイス・ハミルトンではない。彼は神なんだ」

「あらゆる記録を打ち破ったとき、彼にはそれ以上続けなくてはならない理由はないと思う」

そう語ったコロネルは、すでにメルセデスとハミルトンが決別に向かい始めている兆候も現れ始めていると次のように続けた。

「今年に向けた交渉はすでに非常に難しいものになっていた。それにより両者がお互いにあまり熱心ではないことが分かった」

「メルセデスはもはやハミルトンを必要としていない。あそこには大金を自分の口座に移すこと以外に彼の未来はないよ」

そう語ったコロネルは次のように付け加えた。

「だが、彼ら(メルセデス)は今後10年にわたってジョージ・ラッセルやマックス・フェルスタッペンのようなドライバーたちに将来を託すことができる」

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