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【フェラーリ】スプリントレースに関しては詳細を確認する必要がある

2021年03月02日(火)11:45 am

フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、F1が2021シーズン中に試験導入することを検討している“スプリントレース”に関して懸念を抱いているようだ。

今年F1の新最高責任者に就任したステファノ・ドメニカリは、F1をより魅力的なものにするために今年のF1第7戦カナダGP(モントリオール/6月13日決勝)、第14戦イタリアGP(モンツァ/9月12日決勝)、そしてブラジルのインテルラゴス・サーキットで開催される第20戦サンパウロGP(11月7日決勝)の3レースでスプリントレースを試験的に実施する計画を進めている。

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットはこの件に関して次のように語った。

「我々はF1やFIA(国際自動車連盟)との話し合いに非常に深く関わっている」

「レースがもっと予測不可能なものとなり、その結果もっと見所のあるものになれば、それは素晴らしいだろう」

「ある種の変化がスポーツをより魅力的なものにすると考えられるのであれば、我々はそれに賛成票を投じるだろう。 しかし、私たちは詳細まですべて確認する必要がある」

F1ドライバーとして4年目、フェラーリドライバーとして3年目のシーズンを迎えるルクレールはこの件について次のように語った。

「このアイデアは興味深いと思うし、僕たちは何かこういうことを試してみるべきだよ」

「だけど気をつける必要もある。例えば、F1選手権ポイントをどうするのかとかね」

「僕にとって一番重要なことは、グランプリの本質が変わらないことだ」

「スプリントレースをやることでF1世界選手権の価値を下げるわけにはいかないからね」

フェラーリでF1キャリア7年目のシーズンを迎えることになるサインツも同様の不安を感じているようだ。

「試してみなければ、それがうまくいくのかどうかは分からない」

「だけど、僕もシャルルに賛成だな。グランプリはすごく特別なものでなくてはならないんだ。ひとつの週末に2人の勝者が出てもそれは変わらないだろうか?」

そう語ったサインツだが、もし試験導入をやるなら今年がベストだろうと次のように付け加えている。

「その一方で、2022年には全く新しい世代のレーシングカーが登場するわけだし、僕はこういう実験を行うには、2021年は理想的なシーズンだとも思うよ」

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