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【レッドブル・ホンダ】ペレス加入によるチーム力アップに期待

2021年02月24日(水)18:02 pm

23日(火)に2021年仕様F1マシンであるレッドブル・ホンダRB16Bが公開されたが、今年は原則として2020年型マシンをベースとすることがルール化されていることもあり、当然ながら外観は昨年のマシンによく似たものとなっている。

だが、チーム代表としてレッドブル・レーシングを率いるクリスチャン・ホーナーは次のように語り、目に見えない部分で昨年のマシンの弱点が修正されたところもあると示唆している。

「我々は2020年から多くの教訓を得たが、問題の一部は風洞の複雑さにあったんだ」

だが、レッドブルにとっては昨年から今年にかけてマシン以上に大きく変わった部分がある。それは昨年までレーシングポイントで活躍していた経験豊かなセルジオ・ペレスをマックス・フェルスタッペンのチームメートとして迎えたことだ。

今週、イギリスのシルバーストン・サーキットで2019年仕様レッドブル・ホンダF1マシンRB15を使ってテスト走行を行ったペレスは微笑みを浮かべながら次のように語った。

「ここ数年はご存じのように僕は(ヘルメットを)ピンクにするしかなかったんだけれど、今後はやっと自分の好きな色が使えるようになるよ」

レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、ペレスは昨年フェルスタッペンのチームメートを務めていたアレクサンダー・アルボン以上のパフォーマンスを見せてくれるだろうと示唆し、次のように語っている。

「我々としては、彼(ペレス)はマックスにコンマ2~3秒の差をつけられるだろうが、コンマ5秒まではないと予想しているよ」

一方、2016年にチームメートのルイス・ハミルトンに勝ってF1チャンピオンの座についたニコ・ロズベルグは、2021年のF1ドライバーズタイトルはハミルトンとフェルスタッペンによって争われることになるだろうが、ひょっとすればペレスもそこに加わってくるかもしれないと考えているようだ。

「今年ルイス・ハミルトンに近づくことができるのはマックス・フェルスタッペンだけだ」

母国ドイツの『Augsburger Allgemeine(アウクスブルガー・アルゲマイネ)』にそう語ったロズベルグは次のように付け加えた。

「もしレッドブルのクルマがよければ、彼の新たなチームメートであるセルジオ・ペレスもそうできるかもしれないね」

11年目のF1シーズンを迎える経験豊かなペレスの加入によってレッドブル・ホンダがどれほどの活躍を見せることができるのかが2021年シーズンの見所のひとつになるのは間違いないだろう。

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