F1モナコGPの開催地であるモンテカルロで来週から市街地サーキットの設営作業が開始されることになった。
2020年は新型コロナウイルスのパンデミックによってキャンセルとなったF1屈指の伝統レースであるモナコGPだが、現時点でのcovid-19の状況からすれば今年も開催は難しいのではないかという声も聞こえてきている。
しかし、レースプロモーターであるモナコ自動車クラブは先月、2021年のF1第5戦として5月23日に決勝が予定されているモナコGPが予定通りに開催されるのは間違いないと主張していた。
そして、このほどモナコ政府が来週の月曜日(22日)から市街地コースの設営準備を開始することを明らかにした。
モナコ政府は声明の中で次のように語っている。
「2021年のヒストリックGPが4月23日に開催されるため、15日ほど前倒しで最初のイベントの7週間前から設営が開始される」
実際のところ、モナコGPが予定通りに開催されたとしても観客を迎えることができるかどうかはまだ不透明だ。しかし、モナコGPのチケットはすでに販売されている。
「プログラムは従来通り楽しく華やかなものになるだろう」
そう語ったモナコ自動車クラブは次のように付け加えている。
「当クラブでは常に国際的な健康状況の動向を警戒し、情報を収集している。 観客とゲストの安全を確実なものとするためにあらゆる予防措置を講じていく」