アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが、2021年シーズンには改善されたフェラーリF1エンジンがさらにパワーアップされていることを期待していると語った。
2020年には搭載したフェラーリエンジンのパフォーマンス不足もあってシーズンを通じて8ポイントしか獲得出来ずコンストラクターズランキングも8位という結果に終わったアルファロメオだが、このチームで今年3年目のシーズンを迎える27歳のジョビナッツィは母国イタリアの『Sky Sports 24(スカイ・スポーツ24)』に次のように述べた。
「シミュレーターでかなりの作業を行ってきたけれど、もう新車発表やテストも近づいてきている」
「(2021年仕様マシンの)カラーリングはとてもいいよ。でも前の部分が変わっているんだ」
昨年よりもノーズの先端がかなり細くなっていると伝えられている2021年仕様アルファロメオF1マシンについてそう語ったジョビナッツィは次のように付け加えている。
「それによってコンマ何秒か改善できることを期待しているよ。未知数なのはパワーユニット(フェラーリエンジン)だ。でもそれも改善されて、僕たちがもっと楽しめるようになることを願っている」
一方、昨年から世界に大きな打撃を与えている新型コロナウイルス感染症covid-19だが、ジョビナッツィは今年は世界的にその猛威が収まり始めることを期待している。
「昨年は本当にいつもとは違ったし、観客のいないモンツァを見るのは本当に辛かったよ。今、僕たちはやり直し始めているところだ。F1は昨年大変な努力を払い、最終的にはレースを行うことができていた」
そう語ったジョビナッツィは次のように付け加えている。
「いくつかのサーキットでは観客を迎えることもできたけれど、サーキットがまた人であふれるようになるのが待ちきれない思いだよ。モンツァを皮切りにね」