マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンが2021年F1シーズンは予断を許さない展開になるだろうと語った。
2020年のマクラーレンはフェラーリが失速したこともあり、メルセデス、レッドブルに次ぐランキング3位でシーズンを終えている。
ブラウンは、今年は王者メルセデスとの差をさらに縮めていきたいと中国の『新華社通信』に次のように語った。
「メルセデスとの差を縮める可能性もあるだろう。それが我々が達成したいと望んでいることだ。だが、選手権5位に滑り落ちる可能性もある。つまり、予断を許さない状況になるだろうね」
だが、2021年シーズンに向けてマクラーレンに不安要素がないわけではない。
それは今年からルノーに替えてメルセデスエンジンを搭載することだろう。しかも、今年はF1公式シーズン前テストがトータル3日間に減らされており、十分に事前テストができないという状況もある。
「大幅な変更を行う場合は常に信頼性とインストールに問題を抱えるリスクを負いながら推移を理解することになる」
「テストが減っていることもあって、ワクワクしていると同時にコース上での準備期間が少ないことに不安を感じてもいる」
そう語ったブラウンは次のように付け加えた。
「それは理想的ではないが、それでもうまく準備できていると感じているよ」