現在暫定的にフェラーリの最高経営責任者を務めているジョン・エルカーンが、将来に向けて“考え得る最高のボス”を探しているところだと語った。
2018年に当時フェラーリ会長を務めていたセルジオ・マルキオンネが急逝したことを受けてフィアット・クライスラー会長であったジョン・エルカーンがフェラーリ新会長に、そして元フィリップ・モーリス会長のルイス・カミレリがフェラーリのCEOに就任していた。
だが、カミレリが2020年12月に突然辞任したことで現在はエルカーンが暫定的にCEOポジションに就いている状態となっている。
業界関係者の間ではエルカーンが今後もCEOとしてフェラーリを率いていくのではないかとの見方もあるようだ。だが、エルカーンは2日(火)に行われた最新財務状況発表会において、今後時間をかけて「望みうる最高のボス」を探していくことになると語っている。
一方、エルカーンは2021年のフェラーリF1チームが昨年の不振から立ち直れるのかどうかについては控えめなコメントにとどまったようだ。
「再び勝利するためには謙虚な気持ちで再スタートを切る必要がある」
地元イタリアのメディアにそう語った44歳のエルカーンは次のように付け加えた。
「昨年の不甲斐ないシーズンは、過去に素晴らしい実績があったとしても、それが現在もしくは未来に素晴らしい結果をもたらすわけではないことを示すものだった」