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ホンダF1エンジン搭載を継続するチャンスはあるとレッドブル首脳

2021年02月02日(火)17:45 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコは、ライバルF1チームたちも最終的には2022年以降のF1エンジン開発凍結に合意し、自分たちがホンダエンジンでF1活動を継続することができるはずだと考えている。

現在レッドブルとアルファタウリにエンジンを供給しているホンダが2021年シーズン限りでF1から撤退することを受け、レッドブルではホンダからF1エンジンの知的財産権を取得して2022年以降も引き続きそのエンジンを継続使用する計画を進めている。これに関してはホンダとはすでに合意に至っていると報じられている。

しかし、レッドブルとしては、その計画を進めるためには2022年以降F1エンジン開発を凍結することが前提となるとし、それにほかのメーカーやF1チームたちが合意することを求めている。

しかし、先週行われたF1チーム代表者たちの会議の場ではそれが合意に至ることはなかったようだ。

F1モータースポーツ担当マネジングディレクターであるロス・ブラウンはその案件はF1チームたちの投票によって否決されたわけではないと語ったと伝えられている。

だが、マルコは「(先週の)金曜日には合意書の準備が整っていたのだが、月曜日にはもうそれを使えなくなってしまった」と『Motorsport-Magazine.com』に語り、次のように付け加えていた。

「これからさらに話し合いと交渉を続けていくことになる」

そして、次にその問題が討議されることになるのは今月の21日(日)に予定されているWMSC(世界モータースポーツ評議会)となり、そこでその賛否を問う投票が行われることになるだろうとうわさされている。

マルコは、そこで多数決により合意に達する見込みがあると『f1-insider.com』に次のように語っている。

「単純な多数決で決まるわけだから10票中6票を獲得する必要がある」

「私は、レッドブルとトロロッソ(アルファタウリ)に加え、フェラーリエンジンを搭載するフェラーリ、アルファロメオ、ハースの3チーム、そしてルノーも合意するだろうと予想しているよ」

マルコはメルセデスエンジンを搭載する4チーム(メルセデス、アストンマーティン、マクラーレン、ウィリアムズ)の票は読めないと考えているようだ。だが、最近メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフがドイツのテレビ局に対して「レッドブル・ホンダを存続させるために必要なのであれば我々はそれをサポートする」と語ったと報じられている。

つまり、最終的に2022年以降のF1エンジン開発凍結が合意に達する可能性はかなり高いと考えられる状況となってきているようだ。

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