NEXT...F1開催スケジュール

ベッテル「アストンマーティンでの取り組み方はレッドブル時代とは違ってくる」

2021年01月27日(水)5:16 am

セバスチャン・ベッテルがアストンマーティンのドライバーとして戦う2021年シーズンとかつてタイトル4連覇を果たしたレッドブル時代のことを比較しても意味のないことだと主張した。

2010年から2013年にかけてレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなったベッテルだが、2015年に移籍したフェラーリではタイトルに手が届かないまま2020年限りでそのシートを失ってしまった。

33歳のベッテルは2021年からアストンマーティンと名前が変わるレーシングポイントに移籍。チームオーナーの息子であるランス・ストロールをチームメートに新たな挑戦を開始することになる。

F1関係者の中には、ジャガー・レーシングを買収してF1挑戦を開始したレッドブルがベッテル加入によってその強さを大きく増したように、フォース・インディアからレーシングポイントへ、そして今年からアストンマーティンへと買収が繰り返されながら着実に力を高めてきたチームの方がベッテルにとってはフェラーリよりも力を発揮できるチャンスが大きいのではないかと考えている者もいるようだ。

そうした見方があることについて意見を求められたベッテルは『f1-insider.com』に次のように答えた。

「理屈の上ではいくつか似たところがあるのは確かだよ。でも、状況は違うと僕は思っている」

「それに、僕自身も違う段階にある。もっといい段階にね。経験は大きく増えたし、物事がはっきりと見えている。だから、その2つのスタート地点を比較することはできないと思っているよ」

「あの時点では、僕は今持っているような知識もなかった。だからアプローチは全く違ってくる」

だが、アストンマーティンではレッドブルのときと同じような環境がベッテルに提供されることになるのは間違いないだろう。ベッテルがチームの中心となり、チームから大きなサポートを得られるはずだ。そこがフェラーリとは大きく違ってくるところだと考えられている。

チームからフルサポートを受けられることが自分にとってどれほど重要だと思うかと尋ねられたベッテルは次のように答えている。

「人によって考え方は違うだろうけれど、多分、お互いを守り、お互いのために取り組むような環境を誰もが好むんじゃないかと思うよ」

「ここまでのところ、僕にとってアストンマーティンにはなじみのない顔ばかりだ。だけど、うまくいくはずだという自信があるよ。常に新たなことを受け入れる必要があるんだ」

「大勢の新しい人たちと会うことになるし、新たな仕事の仕方や取り組み方を学ぶことになる」

そう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「自分のやり方だけが正しいと思うのは賢明なことではないからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック