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2021年のF1にも「柔軟性」が必要だと新最高責任者

2021年01月21日(木)17:20 pm

今年からチェイス・キャリーに代わってF1最高責任者の座についたステファノ・ドメニカリは、過去最多となる全23レースが予定されている2021年F1シーズンを計画通り実施したいと考えているようだ。

だが、新型コロナウイルスの影響を受け、今年のF1カレンダーにもすでに修正が加えられている。開幕戦として予定されていたオーストラリアGPが11月に延期されるとともに、上海で開催予定だった中国GPはキャンセルとなり、イタリアのイモラ・サーキットがその代替レースを開催することになっている。

こうした中、かつてフェラーリのチーム代表を務めていたドメニカリはイタリアの『Sky Sports 24(スカイ・スポーツ24)』に次のように語った。

「我々は定期的にグランプリの主催者たちと連絡を取り合っているし、23レースが盛り込まれたカレンダーは実現できると考えている」

とは言え、ドメニカリも新型コロナウイルスの影響によりまだ世界中が“不安定”な状況にあることは認識しており、それゆえF1のスケジュールに関しては“柔軟性”が必要だと次のように続けている。

「優先すべきは選手権を開始することだ。そして、こうした不安定な状況があることを考えれば、その次に最も重要な課題は選手権を終わらせることだ」

「昨年は17レースを行ったが、誰もそれができるとは考えていなかった。だから、23レースが盛り込まれたカレンダーにも慎重ながら楽観的に考えている」

そう述べたドメニカリは次のように付け加えた。

「主催者たちは誰もが予定通りに自分たちのレースを開催することを望んでいる。しかし、少なくとも前半にはさらに変更が生じると考えておくべきだろう。そして観客を入れずにレースを行うことや、あるいは非常に限定された数の観客動員で行うようなこともあるかもしれない」

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