F1モナコGPの主催者が、2年連続でモンテカルロ市街地でのレース開催を中止することは考えていないと主張した。
昨年に続き、今年もすでに新型コロナウイルスの影響でシーズン序盤のF1カレンダーに修正が加えられている。
そして、最近のうわさによれば、第5戦モナコGP(5月23日決勝)、第6戦アゼルバイジャンGP(6月6日決勝)、そして第7戦カナダGP(6月13日決勝)の開催も危ぶまれる状態だと言われている。
その3レースはいわゆる市街地レースであり、F1レース開催に向けてサーキット設営作業を行うには費用も時間もかかることから、新型コロナウイルスの状況がいまだに先が見えない状況のもと、今年も開催中止という判断が下される可能性が高いと考えられているようだ。
だが、モナコGPを主催するACM(モナコ自動車クラブ)がこのほど声明を出し、F1きっての伝統レースであるモナコGPは予定通り開催する方向で準備を行っていると次のように主張した。
「特定のウェブサイトやソーシャルメディアでささやかれている最近のうわさにかかわらず、ACMはモナコGPを 5月20日から23日にかけて開催することを確認する」
「ACMはさらに、モナコ・ヒストリック・グランプリ及びモナコePrix(フォーミュラE)の開催も確認する」
現時点では開幕戦として開催する予定だったオーストラリアGPが11月に変更され、第3戦として予定されていた中国GPの代わりにイタリアのイモラでのレースがカレンダーに加えられている。
そしてF1の広報担当も現時点ではそれ以外のレースをキャンセルもしくは延期する計画はないと次のように主張している。
「修正版2021年カレンダーの詳細を明確にしたが、それ以上の変更はない」
現時点での情報によれば、現在カレンダーにおいて開催地未定となっている第3戦(5月2日決勝)に関しては昨年に引き続きポルトガルGPが加えられる可能性が高いと考えられているようだ。