フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2021年に向けてルイス・ハミルトンの獲得に動かなかったことを後悔してはいないと語った。
2020年いっぱいでメルセデスとの契約が切れたハミルトンだが、メルセデスとの新契約に関する交渉がうまく進んでおらず、現時点ではどのチームにも所属していない状態が続いている。
ハミルトンとメルセデスとの契約が2020年で満期を迎えることは分かっていただけに、もしもフェラーリが積極的にハミルトン獲得の動きに出ていれば、ひょっとしたら今年は赤いドライビングスーツを着てフェラーリF1マシンをドライブするハミルトンの姿が見られるようになっていたかもしれない。
しかし、ビノットはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのラインアップには満足しているとテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「ハミルトン獲得に動かなかったのを後悔することになるとは思わないよ」
「最終的に、最も正しいと考えられる決断が行われたんだ」
「シャルルには非常に才能があると思っているし、フェラーリとして彼に大きな投資を行ってきた。いいマシンさえあれば彼がハミルトンに挑戦することができるのは間違いないと思っているよ」
「我々としての選択を行ったし、彼とサインツは非常にいい強力なペアになると信じている。だから、後悔など全くしないと思っている」
そう主張したビノットは次のように付け加えた。
「彼らは若いけれど、F1でいい経験もしてきている。だから、私はこの選択に関しては非常に満足しているよ」