F1は新型コロナウイルス感染症covid-19の影響に伴い、2021年シーズンのF1カレンダーに修正を加えることを発表した。
2020年には新型コロナウイルスのパンデミックを受けて大幅にF1カレンダーが見直されたが、イモラを始め本来カレンダーにはなかったポルティマオ(ポルトガル)、ムジェロ(イタリア)、そしてイスタンブール(トルコ)がキャンセルされたレースの代役を務めたという経緯がある。
そして、covid-19の勢いが弱まるどころかさらに深刻度を増しつつある今、2021年のF1カレンダーも再び修正を余儀なくされる状況を迎えていた。
12日(火)にF1が明らかにしたところによれば、開幕戦として予定されていたF1オーストラリアGPは11月(21日決勝)に延期されることになり、第2戦として予定されていたバーレーンGP(3月28日決勝)が今季の開幕戦となる。
さらに、2020年に第13戦エミリア・ロマーニャGPを開催したイタリアのイモラ・サーキットが今年も4月18日に決勝レースを開催することになっている。
本来第3戦として予定されていた中国GP(4月11日決勝)に関しては現在まだ調整が行われているという。
なお、これらに伴ってシーズン終盤に位置づけられているブラジル、サウジアラビア、アブダビでのレース日程は全て変更されることになるようだ。
今回発表されたカレンダー修正は以上だが、すでに第6戦に位置づけられているモナコGP(5月23日決勝)も開催が危ぶまれる状況になっていると伝えられるなど、さらにカレンダーの見直しが行われることになるのは間違いないようだ。
一方、2021年F1カレンダーに第5戦として予定されているスペインGPだが、このほどその舞台となるバルセロナが2021年の開催契約を正式にF1と交わしたことが明らかとなっている。
今年は3年ぶりにスペイン出身のフェルナンド・アロンソがアルピーヌでF1復帰を果たすことになっており、バルセロナとしてもなんとか予定通りに開催にこぎつけたいところだろう。