いまだに世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症covid-19だが、最近マクラーレンのランド・ノリスも感染したことが明らかとなった。
イギリス出身のノリス(21歳)は症状こそ軽いものの、現在は休暇で訪れていたドバイにおいて隔離措置がとられているようだ。
これでF1ドライバーとしてはセルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトン、そしてノリスの4人が新型コロナウイルスに感染したことになる。
こうした状況の中、過去最多の23戦が予定されている2021年F1カレンダーも昨年同様序盤から計画倒れとなる可能性が高くなってきている。
伝えられるところによれば、メルボルンで行われる予定の開幕戦オーストラリアGP(3月21日決勝)や第3戦に位置づけられている中国GP(4月11日決勝)も開催が危ぶまれる状況となっており、シーズン序盤からカレンダーが大きく修正されることが予想されている。
しかし、最近やっとワクチンが出回り始めたこともあり、昨年はレース開催をキャンセルするしかなかったオランダGPの主催者はレースが予定されている9月までには状況が好転することを期待しているようだ。
オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットの責任者を務める元F1ドライバーのヤン・ラマースは『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語っている。
「そのころまでには、制限も緩和されるだろうし、我々としては観客を迎えてレースを行うことができるんじゃないかな」