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開催に暗雲!2021年F1開幕戦オーストラリアGP

2021年01月05日(火)19:19 pm

過去最多となる年間23戦が予定されている2021年のF1カレンダーだが、開幕戦として予定されているオーストラリアGPの開催が危ぶまれる状況となってきているようだ。

1996年の初開催以来その多くを開幕戦として開催してきているメルボルンのアルバート・パーク・サーキットだが、2020年はチーム関係者に新型コロナウイルス感染者が出たことから開幕直前にキャンセルとなった経緯がある。

今年も開幕戦として3月21日(日)に決勝が予定されているメルボルンだが、現時点においてもcovid-19の影響によりレースが開催できるかどうかは不透明な状況だ。

アルバート・パーク・サーキットは公園内の一般道を利用した市街地サーキットであり、F1開催に必要な準備を行うためにはそれなりの費用と時間が必要になる。

伝えられるところによれば、遅くとも1月末からサーキット設営準備を開始しなければ3月の開幕戦開催には間に合わないと言われているが、実際にメルボルンが位置するビクトリア州政府が3月にF1のような大規模イベント開催を許可する可能性は小さいのではないかと考えられている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はすでに昨年末にオーストラリアGP開催は“危機的”状況にあり、2021年のF1開幕戦は3月28日(日)に決勝が予定されているバーレーンが務めることになるだろうと次のように報じていた。

「現時点ではオーストラリアへの入国は非常に困難であり、メルボルンでは別の日程に変更することを望んでいると聞いている。そしてシーズンはバーレーンでスタートすることになるだろう」

「我々が耳にしていることからすれば、スタートは危機に瀕している。主催者は金をかけてサーキットを準備するリスクを負いたいとは思っていない」

こうした中、『motorsport.com』は今月下旬にもオーストラリアGPの開催延期が発表されることになりそうだと報じている。

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