【フェラーリ】2021年の目標はチームランキング3位
フェラーリはコンストラクターズ選手権3位となることを2021年の目標として掲げているようだ。
新型コロナウイルスのパンデミックにより全17戦に規模が縮小された2020年のF1だが、フェラーリは予想もしなかった不振に陥ってしまった。
コンストラクターズランキングを6位という不本意な結果で終えたフェラーリだが、チーム代表を務めるマッティア・ビノットはこれは「過去40年間で最悪の結果だった」とし、次のように続けた。
「（2021年の）最低限の目標は3位だ。それは不可能ではないはずだ」
「ハイブリッド時代に2位4回、3位1回となり、2年にわたってメルセデスに挑戦してきたチームならそれを達成できるはずだ」
そう語ったビノットだが、実際のところその目標を達成することがそれほどたやすいことではないのも分かっている。それは、新型コロナウイルスの影響を受けたことで2021年には原則として2020年型マシンを使用することになっており、その開発も厳しく制限されているためだ。
「2020年に強かったチームは2021年にも強いだろう」
「レーシングポイントとアルファタウリはそれぞれのパートナーシップにより自由に開発できる範囲が広がるし、マクラーレンはメルセデスエンジンにスイッチすることになる。彼らはもっと強くなるだろうと私は予想しているよ」
ビノットは、2021年は新技術レギュレーションが導入される2022年に向けた“過渡的なシーズン”だとはしつつも、2020年の3月初旬に行われるシーズン前テストの様子いかんでは来季のF1マシン開発に力を入れることも考えると次のように付け加えている。
「簡単に（2021年）シーズンを諦めることはできないが、2021年型マシンと2022年型マシンにどれほどの時間を注ぎ込むことができるのかはバルセロナでのテストが始まってから決めることになる」
