2021年から日本人として7年ぶりにF1フル参戦を果たす角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が、FIA(世界自動車連盟)の年間表彰式で「FIAルーキー・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
●【一覧】2021年F1ドライバーリスト、角田裕毅のカーナンバーも明らかに。レッドブル・ホンダにはペレスが加入!
角田は、FIAが管轄するカートからF1まで世界中の全レースカテゴリーに参戦したルーキードライバーの中から選ばれており、業界のプロフェッショナルたちに選ばれるという非常に名誉な賞だ。
今年はコロナ渦によりオンラインでの式典開催となったが、司会進行を務めたのはル・マン24時間レースで史上最多9度の総合優勝を飾り「ル・マン・マイスター」の異名を取るトム・クリステンセン。そんな大先輩ドライバーに、メッセージを求められた角田は、当時F1ヤングドライバーテストに参加しており、アブダビからその時の気持ちを次のようにコメントしている。
「ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出いただきありがとうございます。チームはもちろん日本とは違うスタイルで、ヨーロッパのスタイルやサーキットに合わせるのはタフで大変でした。1レースウィークで2レースあり、タフなシーズンでした。フィーチャーレース(レース1)で2勝、スプリントレース(レース2)で1勝の3勝を挙げることができ、良い思い出です。」
FIAは選出理由を次のように述べている。
FIAコミッション(委員会)の審査委員会によって投票され受賞したのは、FIAフォーミュラ2選手権で3勝を記録してランキング3位に入った20歳の日本人レーサー角田裕毅でした。角田は急成長しているスキルが認められ、2021年にスクーデリア・アルファタウリでF1デビューを果たします。
また、角田はFIA F2でもベストルーキーに贈られるアントワーヌ・ユベール賞を受賞している。
#FIAPrizeGiving2020 - @yukitsunoda07 was awarded the FIA Rookie of the year by the FIA Drivers' Commission. The Japanese driver shared his thoughts after receiving his award pic.twitter.com/r11VwBtXxU
— FIA (@fia) December 19, 2020
●【アルファタウリ・ホンダF1】角田裕毅「F1日本GPの鈴鹿では攻めて迫力あるドライビングを見てもらいたい」/合同記者会見
●【アルファタウリ・ホンダF1】角田裕毅が野望を明かす!「ハミルトンとシューマッハのF1史上最多7回のワールドチャンピオンを抜く」/合同記者会見