NEXT...F1開催スケジュール

「私ならフェラーリを修復できる」と元会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ

2020年12月16日(水)5:16 am

2014年までフェラーリ会長を務めていたルカ・ディ・モンテゼーモロが、自分なら現在苦境に陥っているフェラーリF1チームを“修復”することができるだろうと語った。

信じられないほどの大苦戦を強いられ、結局2020年のコンストラクターズランキングを6位という結果で終えたフェラーリだが、最終戦が開催されたアブダビではフェラーリCEOを務めていたルイス・カミレリが突然辞任したというニュースが伝えられるなど、まさに今年はフェラーリにとって苦難の年となってしまったようだ。

こうした中、イタリア放送協会『RAI』とのインタビューにおいてフェラーリに復帰する可能性はないのかと質問された73歳のモンテゼーモロは次のように答えた。

「私にその質問をされても困るよ」

「誰からも何も言われていない。だが、どういう問題があり、どうすればそれらを修復することができるのか、私にはそれが分かっていると思う。チームは非常に困難な時期を迎えているし、現在の状況を見ると心配になるよ」

「そして、私の時期と比べると非常に異なるフェラーリになっている。株式市場に目を光らせ、車の製造台数も増えてきている。だが、初めてF1を知らないものたちがリーダーを務めている」

「カミレリの辞任を受けて、彼らがいいCEOを選ぶことを私は期待している。強化すべきチームがあるわけだからね」

「私としてはフェラーリを率いるのに最も適しているのはステファノ・ドメニカリだろうと思っているが、彼はそれとは違う新たなポジションで非常にうまくやるはずだよ」

2021年1月からチェイス・キャリーに代わってF1最高責任者を務めることになるフェラーリの元チーム代表に言及しながらそう語ったモンテゼーモロは次のように付け加えた。

「私も前向きでいようとはしているが、フェラーリがシーズンを通じて一度もレースをリードすることができなかったのは心配だね」

さらに、今年のフェラーリは何がまずかったのだと思うかと質問されたモンテゼーモロは次のように答えている。

「第一に、F1では横並びの組織はうまく機能しないということだ」

「それは、経験や知識、そして恐らくどうすれば最高のチームが組織できるのかを考える謙虚さが足りない者たちが陥りやすいものなんだ」

「次に、勝利を得るためには新たな技術を持つ者を加える必要があるということだ。私には非常に強いチームがあったが、それは常に経験のある人材を選ぶようにしていたからだ」

急病により最終戦が開幕する前にアブダビからイタリアに戻ったと伝えられている現チーム代表のマッティア・ビノットについて尋ねられたモンテゼーモロは次のように答えている。

「彼は非常に孤立しているように見えるね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック