マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の父親が、2021年に誰が息子のチームメートを務めることになるのかは分からないと語った。
実際のところ、これまでの報道によれば、来季フェルスタッペンのチームメートになる可能性があるのは3人に絞られているのは間違いない。
その3人とは、今年フェルスタッペンと共に戦ったアレクサンダー・アルボン、今季限りでレーシングポイントのシートを失ったセルジオ・ペレス、そして今年そのレーシングポイントから3レースに出走し“スーパーサブ”とも呼ばれる活躍を見せたニコ・ヒュルケンベルグだ。
自身も元F1ドライバーであるフェルスタッペンの父親ヨスは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』から誰が来年息子のチームメートになるのかと質問されると次のように答えた。
「いや、本当に分からないんだ」
「まだ何も聞いていないし、こちらが知りたいよ」
フェルスタッペン親子はこれまで、好ましいチームメートとしてヒュルケンベルグの名前をあげてきている。だが、最新の報道によれば第16戦サヒールGPでF1初優勝を遂げたペレスが最有力ではないかと考えられている。
「マックスとアルボンの関係において、彼(ペレス)がどういう位置にいるのかは、様子を見ることにしよう」
そう語った48歳のヨスは次のように付け加えた。
「私はペレスがどれほど優れているのか知らないしね」
2021年に誰がフェルスタッペンのチームメートになるのかはさておき、F1最終戦アブダビGPでポール・トゥ・ウィンを飾り、これ以上ない結果で2020年シーズンを締めくくることができたレッドブル・ホンダには2021年も大きな期待ができるはずだとヨスは次のように語っている。
「来シーズンのスタートは今年終盤よりもさらに重要になる。だが、もしこういう形で来年をスタートすることができれば、我々にチャンスがあるはずだ」
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、23歳のフェルスタッペンのアブダビでの勝利は2021年に向けてチームに「多くのエネルギー」を与えるものだと考えている。
「もちろん、我々は彼ら(メルセデス)を倒すことができると思っている。メルセデスには素晴らしいチームがあるし、彼らは過去最高のクルマを造ったんじゃないかな」
オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』にそう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「だが、倒せない者など誰もいないよ」