最終戦となるF1第17戦アブダビGPを前に、ホンダF1が次のようにコメントした。
■ホンダF1:プレビュー
いよいよ今週末に2020年のF1シーズン最終戦を迎えます。
3月にメルボルンでの開幕戦が中止となって以来、F1とFIAは5カ月半で17戦というカレンダーを策定し、シリーズを運営してきました。最終戦の舞台は、例年と同じくアブダビのヤス・マリーナ・サーキット。
しかし、12月中旬開催というのは初めてのことです。ここに至るまでには関係者全員の懸命な努力があり、なんとかシーズンを成立させようと調整させたかたちで、最終ラウンドは中東での3連戦としての開催となっています。
先週レースが行われたバーレーンからアブダビへは400㎞程度の距離であり、移動の負担はそれほど大きくありません。例年よりも開催時期が遅いため、バーレーン同様に気温はそれほど高くならない可能性もあります。
近代的な設備を備えたサーキットは、高速レイアウトのセクター1と2に、タイトなセクションが続くセクター3という組み合わせ。ホテルの下にあるピットレーンからスタートし、ヨットハーバーの間を駆け抜けます。
レッドブル・レーシングは、ここで過去3勝を挙げており、昨年はマックス・フェルスタッペンが2位、アレクサンダー・アルボンとダニール・クビアトがポイント獲得と、Hondaパワーユニット勢は3台がトップ10入りしました。今季最終戦でも、勝利を目指して戦います。
■火曜日のヤングドライバーテストには角田裕毅が参加
アブダビでは、日曜のナイトレースを終えても、パドックで帰り支度を始める人は少ないまま。なぜなら、週明けの火曜日にはF1のヤングドライバーテストが行われるからです。
今年は、F2で3勝を挙げてランキング3位となった、Hondaの育成プログラム出身の角田裕毅も参加。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのマシンをドライブします。
11月にはイモラでプライベートテストを行った角田ですが、そのときは2018年型マシンでした。今回は、今季使用した最新のF1マシンをドライブします。