最終戦となるF1第17戦アブダビGPを前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が次のようにコメントした。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「先週末のサヒールGPは、マシンも速く、チームのために良い結果を残せると思っていただけに、フラストレーションの溜まるレースになった。
スタート直後に3回ほどコンタクトを避けようとしたシーンがあったけど、みんなの走りがアグレッシブで、接触は避けようがなかった。
僕はシャルル(ルクレール)をドライバーとしてリスペクトしているし、こういうことはレースの中ではしばしば起こってしまうけど、結果的にはあの接触でレースが終わってしまったし、チームのためにも良い結果を残したかったから残念に思っているよ。
今回のレースで彼がグリッドペナルティーを受けることになるけど、それによってサヒールGPの結果が変わるわけではないから、あまり意味がないと思う。ただ、結果は結果だから、目の前にあるレースに集中していこうと思う。
アブダビのレイアウトは好きだし、ここでレースができるのを楽しみにしているよ。前回のサヒールGPのレイアウトはコーナーがほとんどなかったから、今回のように21もコーナーがある普通のサーキットに戻って来られたことをうれしく思っているよ。昨年はここでは2位を獲得しているし、僕には失うものはない。全力を尽くすのみさ。
変則スケジュールにより、今年は本当に忙しくてハードな1年になった。アブダビでもうひとがんばりというところだから、チームメンバーの多くは冬のオフ期間に入るのを楽しみにしていると思うよ。
ドライバーにとって今年はたいへんな1年だったかという質問をよく聞かれるけど、実際にはレース準備のためにドライバーよりもっと早く入らないといけないチームのメンバーはもっとたいへんだったと思う。
みんなレースが大好きだけど、今年は濃密な1年だったから家族と一緒に過ごす時間を楽しみにしているはずだよ。
僕にとってはドライバーチャンピオンシップが2位か3位かというのはあまり大きな違いはない。それでも、ピットストップのタイムからも分かるようにチームはいつの時でも全力だし、僕も負けずに全力を尽くすよ。」