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レッドブルはセルジオ・ペレスと契約するべきだと元F1ドライバー

2020年12月07日(月)17:43 pm

先週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウターコースで開催された2020年F1第16戦サヒールGPでF1初優勝を飾ったセルジオ・ペレスだが、今季限りでレーシングポイントのシートを失うことが決まっている。

●【決勝レース結果】F1第16戦サヒールGP タイム差、周回数、ピット回数

サヒールGP決勝開始直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)にマシンをぶつけられて緊急ピットインを余儀なくされた30歳のペレスは、そこでいったん最後尾に沈みながらもセーフティカー導入やメルセデス勢のトラブルといったチャンスをうまく生かして初のトップチェッカーを受ける素晴らしい走りを見せた。

しかし、ペレスが2021年もF1に残るチャンスがあるとすれば、それはレッドブルがアレクサンダー・アルボンの起用を断念し、その後任としてオファーされる場合に限られてしまっている状況だ。

ペレスとしてはもしそのチャンスが訪れなければ、2021年は1年休みをとって2022年に復帰するチャンスを探すつもりだとバーレーンでのレース後に次のように語った。

「どうなるかは全く分からない。そうした後にカムバックするという意思があるかどうかもね。だけど、今日、そしてここ最近の数レースの後で、僕にはここにいるべきだというある種の決意が生まれている。それが来年であろうが1年後であろうがね」

「2022年に向けてはすでにいい選択肢がいくつかあるけれど、もちろん最善の選択肢は来年も(F1を)続けることだ。でも、もしストップしなくてはならないとしてもそれは最悪の事態ではないよ。僕は2022年には復帰できるからね」

かつてミナルディやレッドブルでF1レースに出走した経験を持つ元F1ドライバーのロバート・ドーンボスはレッドブルのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコに向けて、2021年にはペレスと契約を結ぶべきだと母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』を通じて次のようなメッセージを送っている。

「頼むよ、ヘルムート、彼(ペレス)とサインしてくれ! 彼がどのようにアルボンをオーバーテイクしたか、最後尾から1位になったかに目を向けてみてよ」

今季限りでフェラーリのシートを失うセバスチャン・ベッテルと契約を結ぶためにペレスの放出を決めたレーシングポイントのオーナーでさえ、ペレスはF1にふさわしいドライバーだと認めている。

「毎週末、彼はF1にいるにふさわしいことを証明して見せている」

テレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にそう語ったローレンス・ストロール(レーシングポイント/チームオーナー)は次のように付け加えた。

「彼が来年レッドブルにいることを期待しているよ」

ペレスは、もしも2021年にシートを得ることができなかったとしても、2022年にF1復帰できればすぐに力を発揮することができるはずだと考えている。

「(2022年には)レギュレーションが大きく変わることになるけれど、見方によれば、ドライビングに関してはそれが本来のスピードを取り戻す上での妨げになることはないと思う」

F1参戦10年目にして念願の初優勝を遂げたメキシコ出身のペレスはそう語ると次のように付け加えた。

「僕は心穏やかだよ。F1とはそういうものなんだ。本当に厳しい状況を迎えることもあるし、残念ながら最高レベルのドライバーがF1にいられないこともある。だから頑張り続け、結果を出し続けるようにしているし、それが最善の方法だと思っているよ」

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