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アロンソ同様F1シーズン後テスト参加のチャンスを得たいとカルロス・サインツ

2020年12月04日(金)17:50 pm

2021年にフェラーリへ移籍することが決まっているカルロス・サインツ(マクラーレン)が、今季のF1最終戦アブダビGP(13日決勝)の翌週に行われるシーズン後テストに参加できることを期待している。

アブダビGPの舞台となるヤス・マリーナ・サーキットで行われるこのテストは「ヤング・ドライバーズ・テスト」とも呼ばれており、原則としてF1経験のない若手ドライバーを起用することになっている。

だが、最近になって2021年にアルピーヌと名称が変わるルノーで3年ぶりにF1復帰することになったフェルナンド・アロンソがこのテストへの参加が認められたことが明らかとなっている。

2年間のブランクがあるものの、2005年と2006年にはF1チャンピオンとなった実績を持つ39歳のアロンソが若手ドライバー中心のテストに参加できるということに疑問の声をあげている者も少なくないが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は過去1シーズンF1に参戦していなければ参加資格を認めることにしたものだと伝えられている。

このニュースを受けて、11月に21歳になったばかりのランド・ノリス(マクラーレン)は微笑みを浮かべながら次のように語った。

「彼(アロンソ)は僕の倍ほどの年齢だ。そうしたら、僕は信じられないほど若いってことになりそうだね」

「なぜ彼ら(FIA)が彼のためだけにルールを変えたのか理解できないね。かなり馬鹿げていると思うよ」

だが、今回のFIAの決定を受けて、35歳のロバート・クビサと32歳のセバスチャン・ブエミもそれぞれアルファロメオとレッドブルからアブダビでのシーズン後テストに参加することになると伝えられている。

こうした中、現在ノリスのチームメートとしてマクラーレンのフルタイムドライバーを務めているカルロス・サインツも、自分にもシーズン後テスト参加が認められてもいいのではないかと考えているようだ。

2021年にはフェラーリへ移籍することが決まっているサインツだが、2021年はシーズン前テストがわずか3日間に制限されることになっている。そしてその3日間のテストは2人のドライバーが交替で務めることになるため、事実上サインツがフェラーリF1マシンのテストをできるのは1日半ということになる。つまり、サインツとしては自分にとって非常に不利な条件だと考えているわけだ。

「少し(シーズン後テストの)条件が緩和されたようだし、僕にもチャンスがあるかもしれないね」

ここまでにF1で117戦に出走した実績を持つ26歳のサインツはイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ると次のように続けている。

「まだ何も言われていないし確定もしていないからまだ分からない。だけど、何人かのドライバーたちに門戸が開かれたということは、FIAは僕たちを手助けすることもできるんじゃないかな。様子を見ていくよ」

「彼らにはそれを妨げる理由はないと思うし、マクラーレンとの契約では僕がそうすることは認められるんだ」

そう語ったサインツだが、現実的にはフェラーリは自分たちのドライバー育成プログラムであるアカデミーに所属する若手をシーズン後テストに起用することになるだろうと現在F2選手権に参戦しているドライバーたちの名前をあげながら次のように付け加えている。

「現状では(カラム)アイロットや(ロベルト)シュワルツマンがそこでフェラーリのためのテストをすることになりそうだ」

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