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マックス・フェルスタッペン「F1ドライバーは臆病者ではない。事故もレースの一部」

2020年12月01日(火)18:26 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、自分のコメントへの批判に対して反論を行った。

●【決勝レース結果】F1第15戦バーレーンGP タイム差、周回数、ピット回数

先週末にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた第15戦バーレーンGPでは決勝スタート直後にロマン・グロージャン(ハース)のマシンが大クラッシュを起こして炎に包まれるというショッキングな事故が発生していた。

幸いグロージャンは無事だったものの、あまりにも衝撃的なクラッシュだったこともあり、もしドライバーの中に赤旗中断が解除されてもF1マシンに乗りたくないという者が出た場合、それは認められるべきだと思うかと質問されたフェルスタッペンは次のように答えていた。

「もし僕がチームのボスなら、レースをしたくないという者がいれば彼にこう言うだろう。『それなら君はもう2度とシートには座れないよ』とね」

このフェルスタッペンのコメントに真っ先に反応したのは今季通算7回目のF1ドライバーズタイトル獲得を決めたルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

ハミルトンはフェルスタッペンのコメントに対し次のように語った。

「将来君のチームのドライバーになる者はそれが誰であれ気の毒に思うよ」

ハミルトン以外にもソーシャルメディアを通じてフェルスタッペンは「冷淡」だと批判した者たちがいる。

こうした批判に対し、フェルスタッペンは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。

「いいかい、僕たちは臆病者じゃない。そうだろう」

「クラッシュもレースの一部なんだ。残念ながら日曜日に起きたひどいクラッシュも含めてね」

「だけどドライバーとして、そういうクラッシュのあとでもう運転したくないと言うかと言えばノーだよ。僕にはそんなことは理解できないね」

「もちろん、誰もがああいうクラッシュが自分には絶対に起きないことを願っている。だけど、それが起こりえることはよく分かっているはずさ。それもレースの一部なんだ」

「我々のスポーツには事故がつきものだということは常に意識の片隅にあるものさ」

フェルスタッペンは、自分も含めて何人かのドライバーたちは赤旗が振られたあと、ピットの近くに戻るまでグロージャンの事故の深刻さを理解していなかったと次のように語っている。

「僕たちドライバーにとって一番つらかったのは、ピットに戻ろうとしていたときだった」

「あの時点では炎が見えただけだったし、グロージャンはまだクルマの中なのかと心配していたよ」

「ピットに戻ったら、すでにグロージャンが脱出したことが分かった。それで安心したよ」

フェルスタッペンはレースが再開されると2番手のポジションをキープ。そのまま2位でチェッカーフラッグを受け、今季10回目の表彰台に上っている。

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