セバスチャン・ベッテルが、2020年F1シーズンにフェラーリが苦戦を強いられている原因は単にエンジンのパフォーマンス不足だけにあるわけではないと語った。
先週、フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは2020年のフェラーリF1エンジンは最強メルセデスエンジンに最大50馬力もの差をつけられていると語ると、2021年に向けては全く新しいエンジンを準備しているところであり、それは「非常に有望だ」と付け加えていた。
この件に関してブラジルの『Globo(グローボ)』から質問を受けたベッテルは次のように答えた。
「エンジンパワーに関しては、確かに昨年(2019年)に比べるといくらかパフォーマンスが失われているよ」
「クルマの方は、今年はわずかな前進にとどまっている。昨シーズンの僕たちのクルマはすごく効率的だった。大きなドラッグ(空気抵抗)なしに多くのダウンフォースを得ることができていた」
2021年にはアストンマーティン(現レーシングポイント)で走ることになるベッテルはそう語ると次のように付け加えている。
「今年は、ダウンフォースは増加したけれどドラッグも増えてしまっている。そこが大きな問題なんだ」