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メルセデスが中国に謝罪「ボッタスのジョークに悪意はなかった」

2020年11月20日(金)11:35 am

メルセデスが中国のF1ファンに対し、バルテリ・ボッタスがF1トルコGP後に行った新型コロナウイルスがらみのジョークは不適切だったと謝罪した。

イスタンブールで行われた先週末のトルコGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季通算10勝目を飾り、ミハエル・シューマッハが持つF1史上最多ドライバーズタイトル獲得記録に並ぶ通算7回目のタイトルを手中に収めることに成功した。

そして、数字的可能性がわずかに残されていたボッタスのタイトル獲得の望みはその時点で消えてしまった。

レース後にオランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』から今日という日を歴史から消してしまいたいと思っているのではないかと尋ねられたボッタスは次のようなジョークで答えていた。

「そうだね。あるいは、誰かが武漢でコウモリを買った日をね」

この発言を問題と見たメルセデスは、中国最大のSNSである『Weibo(ウェイボー)』に次のような謝罪メッセージを投稿している。

「親愛なる中国の自動車ファンへ。先週末の日曜日はバルテリにとって厳しく、残念なレースとなってしまいました。彼はそこでF1タイトル獲得の望みを失ったのです」

「彼にはレース直後にテレビカメラの向こうにいる誰かを不快にさせようという意図はありませんでしたし、もちろん、中国や中国のファンの皆さんを貶めようとしたわけではありませんでした」

「彼は今も私たちみんなが知るバルテリです。彼も私たち同様中国のファン全員のことを大事に思っていますし、この困難な時期において、皆さん一人ひとりの幸福と安全を願っています」

メルセデスにとって中国はとりわけ高級車販売における主要市場であり、さすがにボッタスのジョークをそのまま放っておくことはできなかったようだ。

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