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「フェラーリは2021年F1シーズンを最初から捨ててくるだろう」とメルセデスのボス

2020年11月13日(金)11:42 am

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チーム代表)は、フェラーリは2021年シーズンに関しては最初から完全に諦めて臨んでくるだろうと予想している。

今年は予想外の不調に見舞われたフェラーリだが、その最も大きな原因は昨年と比べて著しくパワーが落ちたエンジンにあると考えられている。

フェラーリは2021年シーズンに向けて新たなエンジンを製造しているところだと言われているが、ヴォルフはフェラーリが2021年に最も力を入れるのは新F1技術レギュレーションが導入される2022年型マシンの開発だろうと考えている。

新型コロナウイルスによる財政的打撃を受けたことから、2021年に予定されていた新技術レギュレーションの導入は2022年に延期されている。

そして2021年はわずかに空力ルールが変わり、トークンシステムによって限られた開発は認められるものの、原則的には2020年型マシンを継続使用することになる。そのため、フェラーリが大きくパフォーマンスを高められるとは考え憎い状況だ。

ヴォルフもこうした状況のもとでフェラーリも2021年シーズンには期待していないはずだと母国オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語った。

「(2021年に)ランキングがひっくりかえるとは思わないよ」

「中には、フェラーリのように2021年を完全に諦めるチームも出てくるはずだ」

「彼らは最初から2022年型マシンの開発を行っていくだろう」

だが、2021年にルイス・ハミルトンがミハエル・シューマッハの持つF1史上最多ドライバーズタイトル獲得記録の更新に挑戦することがほぼ確実となっているメルセデスにとっては、ライバルたちと同じようなアプローチで済むことにはならないだろう。

ヴォルフも次のように語っている。

「もちろん、我々にとってはかなり難しくなるだろうね。2021年と2022年の間にいいバランスを見つけなくてはならないからね」

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