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「もう1年同じような状況を迎えてもF1チームが生き残ることはできる」とマクラーレンのボス

2020年11月12日(木)19:10 pm

マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルが、もし2021年も新型コロナウイルスの影響によって今年と同じようにレース数が減ったとしてもF1チームがなんとか生き残ることは可能だろうと語った。

F1は10日(火)に2021年の暫定カレンダーを発表。国内で汚職疑惑が生じたことにより本来ベトナムGPが開催される予定だった4月末の第4戦はまだ空欄となっているものの、そこには全部で過去最多の23戦が盛り込まれている。

だが、F1関係者の中には、新型コロナウイルスの猛威が依然として世界を不安に陥れている中、2021年に予定通り23レースが実施できる可能性は小さいと考えている者もいるようだ。

最近、あるF1チームの代表が匿名ながら、もし2021年シーズンも新型コロナウイルスの影響によって今年と同じように妥協せざるを得ないことになれば多くのチームがビジネスを継続することが難しくなるかもしれないと語ったことが報じられていた。

しかし、2019年5月からマクラーレンをチーム代表として率いているドイツ出身のザイドルは、あと1年ならなんとかしのぐことはできるだろうと次のように語った。

「収入は減ったが、同様にコストも大きく削減してきた」

「恐らく、もう1年再びこういうシーズンになっても生き残ることは可能だろう。しかしそれは同じレベルで節約ができる場合だけだ。バジェットキャップはその助けになるだろう」

2021年から実施されるバジェットキャップ(F1チーム予算に上限値が設定されること)に言及しながらそう語ったザイドルは次のように付け加えた。

「予算制限のもとで金を同じクルマを開発するために使おうが、あるいは新しいクルマを造るために使おうが、大きな違いはないからね」

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