F1オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットの責任者が、2021年のF1レース週末はこれまで通り3日間のフォーマットで開催されることになると語った。
本来であれば今年35年ぶりに復活開催されるはずだったオランダGPだが、新型コロナウイルスのパンデミックによりキャンセルとなってしまった。
10日(火)にF1が発表した2021年暫定カレンダーでは9月に第14戦として位置づけられているオランダGPだが、ザントフォールト・サーキットのディレクターを務めるロバート・ファン・オファーダイクによれば、3日間を通じて10万枚のチケット販売を見込んでいるという。
今年はイモラ・サーキットで行われた第13戦エミリア・ロマーニャGPが2日間の日程で開催されたが、史上最多となる23戦が予定されている2021年にも2日間のレース週末フォーマットが採用されるレースも出てくる可能性があると考えている者もいる。
だが、ファン・オファーダイクは、オランダGPが3日間のイベントとして開催されるのは間違いないと『racingnews365.nl』に次のように語った。
「2日間のフォーマットは問題外だ」
「ここでは3日間とも満席となるだろうことははっきりしているからね。オランダGPは3日間のイベントになる」
一方、ファン・オファーダイクは2021年の暫定カレンダーでは第13戦ベルギーGP、第14戦オランダGP、第15戦イタリアGPが3週連続開催される予定となっていることに関しては何も問題はないと次のように語っている。
「それはFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1運営組織)が掲げた持続可能性の目標に完璧にフィットするものだよ。チームの移動負担が小さくなるからね」
「その点において、この3つのレースが相次いで行われるのは素晴らしいことだよ」