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ハミルトンのF1引退はシューマッハのタイトル獲得記録を塗り替えてからだとマックス・チルトン

2020年11月11日(水)19:00 pm

元F1ドライバーのマックス・チルトンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2021年にF1史上最多タイトル獲得記録を塗り替えたらそこで引退する可能性があると考えている。

現在インディカーで戦っているイギリス出身のチルトンだが、2013年と2014年にマルシャでF1ドライバーを務めた経験を持っている。

同じイギリス人ドライバーのハミルトンが今年ミハエル・シューマッハが持つF1史上最多タイトル獲得記録8回に並ぶことはほぼ間違いない状態となっているが、ハミルトンはまだメルセデスとの間に2020年以降の契約を結んでいない。

そのハミルトンが前戦エミリア・ロマーニャGPが開催されたイモラにおいて、自分が2021年もグリッドにつくかどうかに関しては「何の保証もできない」と語ったことから、2020年シーズン限りでF1を引退する可能性もあるのではないかと考えている者もいる。

だが、29歳のチルトンはアメリカの男性向け雑誌『GQ』に対し、ハミルトンが今年でF1を引退したりメルセデスと別れたりするとは思えないと次のように語った。

「ルイスがメルセデスを去るとは思えないよ」

「ルイスが8回のF1タイトル獲得記録を狙っているのは間違いないし、そうするための最高の場はメルセデスだからね」

「今シーズンも彼にプレッシャーをかけることができる唯一のドライバーはチームメートのバルテリ・ボッタスだけだということを目にしてきた。それほどのアドバンテージを諦めるわけはないよ」

だが、チルトンは現在35歳のハミルトンが2021年にシューマッハの記録を塗り替える8回目のタイトル獲得に成功すれば、その時点でヘルメットを脱ぐ可能性もあると考えている。

「僕は彼がフェルナンド・アロンソみたいに3冠を狙おうとするとは思わないよ」

ハミルトンはアロンソが目標として掲げてきたF1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500の全てで勝利することに興味はないだろうと示唆しながらそう語ったチルトンは次のように続けた。

「ルイスを突き動かしているのは比類なき競争心なんだ。そして、もしもクルマが彼の期待に応えるようなパフォーマンスを示さなければ、すぐに悪夢に陥ってしまうだろう」

「セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に起きたことを見れば(チームを)変えることがよいことではない場合もあることが分かるはずだよ。トップの座について引退すること。最高のドライバーとして引退すること。僕は彼にはそうして欲しいと思っている」

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