先週末のF1エミリア・ロマーニャGP決勝後の表彰式において、3位となったダニエル・リカルド(ルノー)が自分の靴でシャンパンを飲む「シューイ」を披露したが、あろうことか優勝したルイス・ハミルトンもリカルドからシャンパンの入った靴を渡されるとそれを飲んでみせるというシーンが展開された。
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だが、これを見ていた者の中には、新型コロナウイルスによるcovid-19が依然として猛威をふるっており、他者との接触が厳しく制限されている状況下でこうしたことを行うのはいかがなものかという印象を持った者も少なくなかったようだ。
ある記者から、これは適切な行為だったと考えているかと質問されたF1レースディレクターのマイケル・マシは次のように答えた。
「それに関しては全く検討していなかったと言わざるを得ない」
「FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)とF1は今後もこれまで同様シーズンを通じてレースを再び行うことができるよう一連の基準を策定していくことになる」
「我々は専門家、プロモーター、自動車クラブたちと共に取り組みを続けていくし、全員にとって安全な環境とすることを最優先していくつもりだ」
ひょっとしたら、今季の残り4レースのいずれかでまたリカルドが表彰台に上ることがあっても、もう「シューイ」は見られなくなるかもしれない。