メルセデスがアストンマーティンの株式20パーセントを取得することが明らかとなった。
すでにメルセデスはアストンマーティンの2.6パーセントの株を所有していたが、これにより両者の協力関係が今後一層強化されることになる。
アストンマーティンはレーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールによって買収されたことで、2021年にはレーシングポイントがアストンマーティンと呼ばれることになっている。
そして、メルセデスF1チームCEOのトト・ヴォルフも個人的にアストンマーティンの株を取得している。
伝えられるところによれば、今回のメルセデスによるアストンマーティンの株式取得は実際に現金と株式を交換するのではなく、今後メルセデスがアストンマーティンに対して技術支援を行うことの対価としてそれに見合った株式20パーセントを取得するという形になるという。
メルセデスの製品戦略責任者を務めるヴォルフ-ディータ-・クルツは次のように語っている。
「今回の新たなパートナーシップ拡大により、我々はアストンマーティンに最新の技術やコンポーネントを利用する権利を提供できることになる」
2020年のレーシングポイントはメルセデスの2019年型マシンをコピーした「ピンクのメルセデス」とも呼ばれているが、2021年以降もメルセデスとアストンマーティンの技術提携がさらに強化されることになりそうだ。