アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、今季同チームで大活躍を見せているピエール・ガスリーにはF1チャンピオンを狙えるだけの力があると語った。
2018年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソ(現アルファタウリ)のフルタイムドライバーとなったガスリーは、翌2019年にはルノーに移籍したダニエル・リカルドの後任としてレッドブルに昇格。
だが、期待された結果が出せず、チームメートのマックス・フェルスタッペンとの差も大きかったことからシーズン後半はその年にF1デビューを飾ったばかりのアレクサンダー・アルボンと入れ替わりに再びトロロッソに降格されてしまった。
だが、2020年シーズンはここまでに行われた9戦中5戦でポイントを獲得。第8戦イタリアGPでは波乱のレースを制してF1初優勝を飾るという好パフォーマンスを見せている。
ガスリーはトップチームであるレッドブルへの返り咲きを目標としているものの、レッドブルのドライバー・プログラム責任者であるヘルムート・マルコはガスリーはアルファタウリにとって理想的な“リーダー”であり、レッドブルに復帰する可能性は小さいと示唆している。
こうした中、アルファタウリを率いるトストは『AvD Motorsport Magazin(AvDモータースポーツ・マガジン)』に次のように語った。
「もしガスリーがこの銚子で成長を続けていくならば、彼は将来ビッグスターのひとりになると思っている」
「彼にはF1チャンピオンになれるだけの能力がある。彼はマックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレール(フェラーリ)からもさほど離れてはいないよ」