NEXT...F1開催スケジュール

ベッテルがアストンマーティンで勝てるとは思えないとアルファタウリのボス

2020年09月22日(火)11:35 am

アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、来季アストンマーティン(現レーシングポイント)に移籍するセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に5回目のF1ドライバーズタイトル獲得のチャンスがあるとは思えないと語った。

今季は非常に高いパフォーマンスを示しているレーシングポイントだが、その2020年型マシンはメルセデスの2019年型車を違法にコピーしたとの裁定を受け、コンストラクターズポイントの15ポイント減算と多額の罰金を支払うことが確定している。

とは言え、レーシングポイントが速いF1マシンを製造するノウハウを手に入れたことは確かであり、これまでに4回F1チャンピオンとなった経験豊かなベッテルを迎える2021年にはトップチームと戦えるレベルにまで到達するだろうと考えている者もいるようだ。

だが、ベッテルが2008年にF1初勝利を達成したトロロッソで長年チーム代表を務めてきたトストは、『AvD Motorsport Magazin(AvDモータースポーツ・マガジン)』に次のように語った。

「私は彼(ベッテル)がうまくやってレースで勝利できることを期待し、願ってもいる」

「しかし、私は彼がアストンマーティンでF1タイトル争いをすることができるとは思っていないよ」

「私はセバスチャンがF1に残ってドライビングを続けようという情熱を持っているのはいいことだと思っている。彼は十分な金を稼いだし、4回もF1タイトルをつかんでいる。だから、もうこれ以上続ける必要はないのにね」

ベッテルと同じドイツ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・ダナーもトストと同じ考えのようだ。

「これ(アストンマーティン)は中団で走るチームだし、フランツ・トストのチームと争うことになるだろう」

テレビ局『Sport1(シュポルト1)』にそう語ったダナーは次のように付け加えた。

「そのチームで彼(ベッテル)がレースに勝てるかどうか、私は非常に懐疑的だよ。だが、彼がレースを好きなのであればやり続けるべきだね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック