2021年にF1デビューを飾る可能性が非常に高くなったと考えられているミック・シューマッハだが、本人はそうしたうわさに惑わされないように気をつけているようだ。
最近のうわさによれば、7度F1王者となったミハエル・シューマッハを父に持つミックが近いうちにF1金曜フリー走行1回目を担当することになるのはほぼ確実であり、その可能性が一番高いのは母国ドイツのニュルブルクリンクで開催される第11戦アイフェルGP(10月11日決勝)だろうと言われている。
現在F1直下のカテゴリーであるF2選手権でランキングトップに立っている21歳のミックは、ドイツのテレビ局『RTL』とのインタビューでそのことについて質問されたときには明確なコメントはしなかったものの、微笑みを浮かべながらニュルブルクリンクが位置するアイフェル地域は確かに「母国の一部だね」と語っている。
現在フェラーリの若手ドライバー育成プログラムである“アカデミー”に所属しているミックは、今年のF2選手権で上位3位以内に入ればフェラーリの後押しにより2021年のF1シートを手にいれることができるだろうと言われている。
だが、ミックは現時点では何も保証されているわけではないと主張している。
「僕はただ自分のやるべきことをやり続けるだけだよ」
「もちろんF2チャンピオンになるのは意味のあることだし、みんなの注目も集まるだろうね」
そう語ったミックは次のように付け加えた。
「だけど、今回間違いなくシートが手に入るという保証はないんだ」