F1第9戦トスカーナGP(13日決勝レース、ムジェロ・サーキット)予選が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が通算95回目のポールポジションを獲得した。メルセデスで69回目のポールポジションとなる。同じチームでのポールポジション獲得数はF1史上最多だ。
●【予選結果】2020年F1第9戦トスカーナGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
フリー走行まで3連続トップタイムだったバルテリ・ボッタス(メルセデス)は0.059秒差の2番手に終わったが、予選Q3の最後のアタックに入った時、エステバン・オコン(ルノー)がコースアウトしてイエローフラッグが出たためアタックできなかったという不運も重なった。しかし、メルセデスは7戦連続でフロントロー独占となった。
3番手に入ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は0.365秒差、4番手はチームメイトから0.445秒差のアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)。
フェラーリのシャルル・ルクレールは5番手に入った。一方、セバスチャン・ベッテルは14番手でQ2敗退となっている。両者の差は1.126秒もの大差がついている。現実は厳しいと分かっていてもティフォシにとってはショッキングな結果だ。
レーシングポイントは、ランス・ストロールだけに大幅に向上した新しいサイドポッドとブレーキダクトを搭載しているが、セルジオ・ペレスはストロールのタイムを0.045秒上回り6番手。しかし、フリー走行2回目でキミ・ライコネン(アルファロメオ)と接触したペナルティーとして1グリッド降格を科せられている。
ショッキングだったのは、前戦イタリアGPでF1初優勝を果たしたばかりのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がアンダーステアに苦しみQ1で敗退したことだろう。
明日の決勝レースは22時10分にスタートする。