マックス・フェルスタッペン「ムジェロは特別なサーキット。戦略が重要になるはず」
ムジェロ・サーキットで行われる2020年F1第9戦トスカーナGP（13日決勝）に臨むマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）がこのレースに向けていくつかの質問に答えた。
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【Q】ムジェロ・サーキットで一度走っていますが、F1マシンで走るとどういう感じだと思いますか？
ムジェロでレースをしたことは一度もないんだ。でも、最近このサーキットを走ってみたんだけれど、本当に素晴らしいサーキットだよ。かなりユニークなサーキットで、カレンダーにあるほかのサーキットに似たようなところはないね。そして、F1マシンではすごく速くなるだろうし、そこが検討する必要のある明確な要素だね。オーバーテイクは難しいと思う。だけど、運転するのが楽しいのは間違いないし、あそこで走るのを楽しみにしているよ。
【Q】このサーキットを走るにあたって一番の挑戦は何になると予想していますか？
ムジェロは間違いなくタイヤに厳しくなるよ。高速コーナーがあるし、路面温度も高くなるからね。それに、F1マシンでこのサーキットを走るにあたって何の知識もなければ準備もできないわけだから、そこでどうパフォーマンスを発揮すればいいのかが新たな挑戦になるんだ。ドライバーにとってもだけど、チームにとってもいい試練になるだろうね。エンジニアたちはすでに多くのシミュレーション作業を行ってきたし、可能な限り最善の準備を行ってきた。だけど、サーキットではさらに多くの微調整を行うことになる。それは普通のことだけど、いつもより金曜日が重要になるね。
【Q】あなたがこのサーキットの中で最高だと思う部分はどこですか？
すべての高速コーナーがそうだけれど、特にターン1と2かな。あそこは平坦なんだ。もちろん、僕はあそこで走った経験は多くないからうまく流れをつかむ必要がある。でも新たなことに挑むのは好きだし、誰にとってもちょっとした混乱があるのはいいことだよ。F1マシンでは超高速になってすごく楽しめるだろうし、先週末よりもいい形で週末を終えられるよう期待しているよ。
【Q】ムジェロに関して私たちが知っておくべきことを教えてください
僕はムジェロをすごく楽しみにしているし、特別なレースになるだろうと思っている。低速コーナーがないから信じられないようなことになるだろうし、僕たちが走るサーキットの中では身体的に一番きついサーキットになるだろうね。すごくいいサーキットだし、僕は2012年に一度フォーミュラ・ルノーのマシンで走ったことがある。純粋なスピードという観点からは今年のカレンダーの中でも最速レベルのサーキットだろうし、そこから考えれば、あそこで使用する最も低速のギアは4速になるだろうと思うよ。
【Q】ムジェロで走るにあたって一番楽しみにしていることは何ですか？
サーキット全体がかなり特別なんだ。速いし、高低の変化も多い。だから僕たちドライバーにとっては間違いなく楽しめるはずだよ。シミュレーターでも走ってみたけれど、すごくいい流れで走ることができるんだ。チームにとっては、まだ分からないけれど、僕たちにとってはいいサーキットになるんじゃないかと僕は思っているよ。F1カレンダーに初めて載ったサーキットだし、誰もがここで走ることに慣れていないから経験や知識がそれほど役に立たないわけだからね。それによっていろんなことが面白くなるんじゃないかな。
【Q】ムジェロは高速で身体的に厳しいサーキットですし、これが3連戦最後のレースになります。ドライバーたちはその影響を受けることになるでしょうか？
身体的にはすごくきつくなるだろうね。長くて負荷がかかるコーナーではGフォースを感じることになるし、ムジェロにはそういうコーナーがたくさんあるからね！ それが大変だし、間違いなくその影響を受けることになるのは分かっているよ。シンガポールやハンガリーのサーキットでもドライバーの身体的強さが違いを生むけれど、ここでもそうなるだろうね。
【Q】オーバーテイクは多くなると思いますか？
ここでのオーバーテイクが簡単だとは全く思わないよ。だから予選が大事になるだろうね。唯一追い抜くチャンスがあるのはターン1だ。だからカメラはそこに焦点を合わせるべきだよ。非常に高速だからタイヤの摩耗が激しくなると思う。だから戦略的な観点からはエキサイティングなレースになる可能性があるよ。多分、2回もしくは3回ストップになるんじゃないかな。
【Q】観客席にファンが戻ってくる最初のレースになりますが、それが素晴らしい変化を生むと思いますか？
サーキットのスタンドに観客の顔が見られるようになるのは本当にうれしいよ。僕はパドックでずっと同じ顔を見るのに飽きてきているからね！ いいことだし、僕たちは安全に運営しようとしている。だから僕も楽しみにしているよ。
