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【FP1レポート】ホンダ・パワー、全4台がトップ6で好調!地元フェラーリ苦しい現実/F1イタリアGP

2020年09月04日(金)20:00 pm

F1第8戦イタリアGP(6日決勝レース、モンツァ)のフリー走行1回目が行われ、ホンダ・パワーの4台がトップ6に入った。

●【FP1結果】2020年F1第8戦イタリアGPフリー走行1回目のタイム差、周回数

フェラーリそしてアルファタウリの地元でもあるモンツァは初日から快晴。気温23℃、路面温度31℃、湿度56%でセッションが始まった。

このイタリアGPの予選から、パーティーモードと呼ばれる予選モードは禁止され、予選とレースで1モードしか使えないことになった。メルセデスとホンダはこれに対応する最初のグランプリとなる。

また昨日、ウィリアムズ・レーシングからチーム副代表クレア・ウィリアムズの退任が発表され、ウィリアムズ・ファミリーがF1でレースをするのはこれが最後のグランプリとなる。

そのウィリアムズは、このFP1でジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に代わってイスラエル人F2ドライバーのロイ・ニッサニーが再び登場した。

開始から23分、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が無線で「バランスはいいけど、タイヤが冷えてる」と伝えた。

開始から33分、アルボンは「ターン4でオーバーステアが本当にひどいから助けてくれない?」とマシンの修正を求めた。

開始から37分、セクター3でイエローフラッグが出され、すぐにレッドフラッグに変わった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がアスカリ・コーナー(ターン9〜10)でスピンしてコースアウト。フロントからバリアに接触し、フロントウィングを落としたものの、サスペンション周りに大きな損傷はみられない。フェルスタッペンはリバースギアに入れてコースへ復帰、自力でピットまで戻った。

開始から42分、ランス・ストロール(レーシングポイント)が「メルセデスがコースの真ん中で止まっているんだけど」と不満を漏らす。コース上で渋滞に引っかかったためだ。

しばらく各チームはガレージでセットアップを変更していたが、残り37分、コース上に出ていったキミ・ライコネン(アルファロメオ)がターン4〜5のシケインを抜けたところで「石ころがいっぱい」と一言つぶやく。誰かがコース上に石をばらまいてしまったようだ。

フェルスタッペンは22分15秒でコースに復帰した。また素晴らしいメカニックの仕事に助けられたと言えるだろう。

その後、各チームは淡々とプログラムをこなす。

気になる地元のフェラーリ勢。昨年優勝したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、11番手でセッションを終えた。もう一台、今季がフェラーリ最後のモンツァでの走行となるセバスチャン・ベッテルは、ウィリアムズのサードドライバーのロイ・ニッサニーよりも遅いタイムで19番手で終えている。かなり心配な結果だ。

もう一つの地元チーム、アルファタウリは、ダニール・クビアトがすべてミディアムタイヤで走行し4番手、ピエール・ガスリーはハードとミディアムタイヤで走行して6番手と、ホンダ・パワーと組んでから50戦目の最初のセッションを好結果で終えた。

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●【FP1】マックス・フェルスタッペン、コースアウトしてフロントウィングを落とす
●【FP1】50戦目の記念ステッカーを貼ったアルファタウリ・ホンダ、4番手と6番手で期待大/F1イタリアGP

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