2020年F1第7戦ベルギーGP(2020年8月28日から30日決勝)がスパ・フランコルシャンで初日を迎え、フリー走行3回目が行われた。
●【FP3結果】F1第7戦ベルギーGPフリー走行3回目のタイム差、周回数
路面コンディションはドライ、気温14℃、路面温度19℃、湿度77%の中でセッションが始まった。
開始から10分が過ぎたところでコースインしたのは6台、タイムを残したのはハース勢の2台のみだ。
開始13分過ぎ、コースの一部で雨が確認された。スパ・ウェザーだ。各チーム、ガレージ内で雨雲の動きを見ている。予選が行われる午後と、決勝レースの明日も小雨予報となっている。
開始20分過ぎ、ランド・ノリス(マクラーレン)を先頭に続々とコースイン。まずはノリスがトップタイムを塗り替えると、すぐ後ろのアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が0.746秒上回る。しかしメルセデス勢、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、エステバン・オコン(ルノー)がアルボンのタイムを上回った。
開始から28分、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がソフトタイヤでアタックに入り、2番手タイムを刻んだ。9番手に落ちたアルボンが無線で「スイッチのようにフロントかリヤがロックする」と伝える。ブレーキバランスが悪いようだ。
初日は中団から抜け出せず苦戦しているフェラーリ勢、やはりまだタイヤのグリップが足りないようだ。そしてまた雨粒が落ちてきたため各車はガレージに入った。
残り9分、各車が続々とコースイン。予選と決勝レース前の最後の確認に出ていった。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が大渋滞の中、合間を縫うように走ってアタックするが、なんと最下位。シャルル・ルクレール(フェラーリ)も17番手で、他のフェラーリPU勢も後方に沈み、大苦戦だ。地元イタリアを含む高速バトル3連戦はフェラーリにとって厳しい戦いとなりそうだ。
フリー走行3回目のトップ5は以下のとおり。
1 L.ハミルトン(メルセデス)
2 E.オコン(ルノー)
3 L.ノリス(マクラーレン)
4 A.アルボン(レッドブル)
5 V.ボッタス(メルセデス)
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは11番手、ダニール・クビアトは12番手だった。