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ホンダとメルセデスがF1エンジン予選モード禁止延期を要請

2020年08月24日(月)17:17 pm

最近F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が“パーティーモード”と呼ばれるF1エンジン予選モードの使用を今週末にスパ・フランコルシャンで開催される今季のF1第7戦ベルギーGP(30日決勝)から禁止することになったと報じられていた。

しかし、最新の情報によれば、来週末に行われる第8戦イタリアGP(9月6日決勝)までそれが延期されることが確実となったようだ。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は予選モード禁止が1週間延期されることになった理由を次のように報じている。

「メルセデスとホンダから要請があったことは明白だ」

この記事によれば、メルセデスとホンダの技術陣は新たなルールに対応できるようにするには、そのためのテスト時間がもっと必要だと主張したのだという。

ちなみに、FIAが新たに導入しようとしているルールに関して一般的には“予選モード禁止”と表現されることが多いが、実際には予選・決勝を通じて異なるエンジンモード(設定)を使用してはならないというルールが導入されることになる。

これまでは予選ではエンジンのポテンシャルをフルに発揮するパワーモードに設定するものの、決勝では長距離を走行するためのドライバビリティーや信頼性確保などのバランスを考慮し、結果としてエンジン出力はやや控えめとなるセッティングで走行していた。

だが、新ルールが導入されると予選・決勝を通じて同じエンジンモードを使用する義務が生じることから、事実上これまで予選に限って使用されていたフルパワーモードを使用することができなくなるのだ。

強力な予選モードを備えることで知られるメルセデスだが、少なくとも今週末のベルギーGPまではメルセデスが予選でそのアドバンテージを活かす展開となりそうだ。

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