フェラーリF1チームの代表を務めるマッティア・ビノットが、このほど締結した2021年から5年間に及ぶ新コンコルド協定に「非常に満足している」と語った。
最終的には現在F1に参戦している全10チームが新コンコルド協定にサインしたことが明らかとなったが、当初メルセデスはフェラーリに対して特別待遇が与えられるという内容に不満を持っていると伝えられていた。
しかし、ビノットはこうした批判的意見を一蹴するかのように次のように語った。
「全てのチームがサインしたということは、我々全員がこのスポーツの将来を前向きにとらえているということだよ」
F1きっての名門チームであるフェラーリはコンコルド協定において、ほかのチームよりも多くの分配金を手にすることができる権利とともにルール変更などの決議において“拒否権”が与えられていることが知られている。
「我々にとってはそれが重要だったんだ。我々はF1の歴史において大きな意味を持っているのだからね」
テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語ったビノットは次のように付け加えている。
「我々は常により多くを得ようとするものだが、最終的には減ってしまうことだってある。だが、これは重要な結果だ。だから、我々は非常に満足しているよ」