2020年のF1第10戦ロシアGP(9月27日決勝)が観客を迎えて行われる今年最初のレースとなるかもしれない。
新型コロナウイルスのパンデミックにより大幅にカレンダーの見直しを余儀なくされたF1だが、現時点ではイタリアのイモラ・サーキットで開催される第13戦までのスケジュールが明らかにされている。
しかし、いまだに新型コロナウイルスが収束する気配を見せない中、現時点では観客を動員してレースを開催することはかなり困難な状況にある。
しかし、冬季五輪会場跡地を利用して造られたソチ・オートドロームで開催されるロシアGPは観客動員を視野にいれて準備を進めているようだ。
ロシアGPのプロモーターを務めるロスゴンキ社のアレクセイ・ティトフ代表はロシアの日刊スポーツ紙である『Sport Express(スポルト・エクスプレス)』に次のように語った。
「3か月の間、我々はチケットの販売をまったく行っていなかった。だが、今ではそれもゆっくりとだが復活しつつある」
「チケットの枚数について話すのは時期尚早かもしれないが、(新型コロナウイルス感染対策による)一般的な制約という観点からすれば、現時点ではオリンピックパークの収容可能人数の50パーセントを想定している」
「つまり、観客は最大で30,000人から32,000人になるだろう。しかしこれについてはまだロシアの担当当局と話し合っている段階であり、そこで合意を得ることになるだろう」