今週末には今季のF1第6戦スペインGP(16日決勝)が開催されるが、その舞台となるバルセロナ-カタルーニャ・サーキットの新社長が来年以降もF1を継続できるよう「全力を尽くす」と語った。
新型コロナウイルスのパンデミックにより開催が延期されていたスペインGPだが、本来は5月に予定されていたレースがいよいよ今週末に実現する運びとなった。もちろん、今回も無観客でのレースとなる。
だが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットでは2021年以降のF1開催契約が結ばれておらず、今年が最後となる可能性も高いと考えられている。
しかし、今年同サーキットの新社長に就任したマリア・テイクシドールは来年以降もバルセロナでF1開催を継続したいと『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「F1のないバルセロナなど想像したくありません」
「今年は、こういう環境のもとで、私たちとF1の協力関係がうまく機能していることが証明されました」
「両者ともにこの協力関係を維持したいと望んでいます。なぜならば、最終的にはこの世界全体がこのようなサーキットを中心に回っているからです。そしてそういうところはそれほど多くはありません」
FCバルセロナの取締役を務めていたことでも知られるテイクシドールは、今週F1オーナーであるリバティ・メディアの代表者たちと会う予定となっていることを認め、次のように続けた。
「継続を確実にするための重要な機会となりますし、いい人間関係を確立したいと思っています。常にそれは必要なことですからね」
「そして、9月から、将来のことについての話し合いを始めることになります」