アメリカを拠点とするF1の小チーム、ハース。チームオーナーのジーン・ハースは、活動を続けるかどうか、まだ決めかねている。
コロナ禍に揺れるなか、チームは早々と2020年型マシンの開発凍結を表明。
「新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて、来年はより良いポジションに身を置くべく、われわれは今シーズンをチームの安定化に費やしている」とシルバーストンで語るのは、チーム代表のギュンター・シュタイナーだ。
現行のコンコルド協定は、何ヶ月もしないうちに効力を失う。2020年、チームにとってもうひとつの目的は、「ジーン(ハース)がハッピーな気分でいるうちに」2021年以降の次回協定に署名してもらうことだ。
「レースが行われる週末、われわれは常にハースによる評価の対象だ。いま彼の機嫌を損なうわけにはいかない」とシュタイナー。
そんな状況だから、取り分けロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセン両選手の将来は、まったく分からない。
「今後についてジーン(ハース)と話をしたことはない」とデンマークのタブロイド紙『B.T.』に話すマグヌッセン。報道によると彼はハースと2021年シーズンのオプション契約を結んでいるらしいが、まだ行使はされていないという。
「契約なんて僕はノータッチさ」とマグヌッセン。「コース上でベストを尽くすのが僕の仕事だ。ジーンが僕との関係継続を望んでくれるなら、もちろんそれに越したことはないが」
「僕が知る限り、何も進展はないよ」